- 副業に専用の銀行口座は必要?
- 近くの銀行、ネット銀行どっちがいい?
- 副業専用口座におすすめの銀行が知りたい!
税理士法人にいた経験から「始めにどれだけ手間がかからない仕組みを作っておくかが重要!」ということを実感して、副業をはじめた時に実際にやった事をご紹介します。
今回は、副業の専用口座は必要か?ですが、この記事を読んでいるあなたも、とりあえず普段使っている銀行口座でと考えているかもしれません。
そこで今回は、副業でも専用の銀行口座を作った方がいいのかをわかりやすく解説します。
”とりあえず”で進めてしまうと後々手間になるので、最後まで読んだらあなたも、銀行口座で手間を減らせる仕組みを作れるようになっていますよ!
一番始めに決めた方がよいので、ぜひ読み進めてくださね!
副業専用の銀行口座は必要?
副業で得た収入は自分の収入になるから、給与振込口座や生活費の口座で管理したいと考えている人もいるのではないしょうか。
結論から言うと、副業専用口座は必須ではありませんが、専用口座を作った方が多くのメリットがあるので作ることをおすすめします。
その理由を説明していきます。
私用と副業に関するお金は分けるが鉄則
「副業で上手くいくかわからないから、とりあえず普段使っている口座で管理する」という気持ちは良くわかります。
ですが、副業が軌道に乗ってきた時には様々な事務管理が必要になってきます。その時に個人の生活費口座を使っていると、副業に関係している金額部分だけ抜き出さなければならなくなります。
副業専用口座があれば、その口座の入出金は副業に関係するお金の出入りなので、管理がとてもわかり易くなるのです。
将来の会計ソフトとの連携も便利に
副業の収入が増えてくると、会計ソフトの助けを借りる時がきます。
その時にも副業専用口座があれば連携がスムーズ。副業に関係している入出金だけ取り込めます。
生活費口座のように私生活の支払いが会計ソフトに取り込まれることはありません。
会計ソフトと連携する時に新たに口座を作ればよいのでは?という人もいると思いますが、引落し口座の再設定や、取引先への振込先変更の案内などの手間が増えるので、副業スタートの時に副業専用口座の開設をするのがおすすめです。
ネット銀行でも大丈夫?通常の銀行との違い
インターネット黎明期のころは「ネット銀行は何か不安」という人もいたと思いますが、これだけネット銀行も普及してくるとネット銀行だからと言う理由で選択肢から外すのではなく、積極的に活用していく方が賢明です。
ネット銀行のメリット
自宅に居ながら口座開設が可能で、銀行印も不要です。初めからネットを介した銀行サービスの提供を前提として作られているので、場所を問わずネット上で完結できます。
振込・入金確認が自宅でも可能で、口座に現金を預け入れる場合でさえ、近くのコンビニATMなどからすることができます。
副業は、普段の生活の中で副業をする時間を取るので、時間を確保するのが勝負です。銀行にわざわざ行っている時間を副業に集中しましょう。
また、ネット銀行は差別化のために様々な機能を提供しているので利便性が高いです。後ほど、詳しく解説します。
ネット銀行のデメリット
当たり前ですが、ネットが繋がらないと使い物になりません。
ひと昔前はネット銀行だと取引先のイメージが悪いと言われていた時期もありますが、現在はしっかりとした金融機関という認識が定着しているので問題ありません。
今の時代において、ネット銀行だからとか、取引銀行を指定してくるとか古い体質のクライアントは付き合いを再考した方が良いかもしれませんね。
通常の店舗型銀行のメリット
通常の店舗型銀行は生活圏の近くにあり、目に見えるという安心感があります。
またネットバンキングのサービスが使える銀行が多いのでネット銀行っぽく使えます。
融資を受ける場合は店舗型の銀行で口座開設をして取引をしておくのは良いですが、融資を受けて伸ばしていくという時点で、副業というよりは「事業」に近くなっているので、副業スタート時には考えなくても問題ありません。
通常の店舗型銀行のデメリット
基本的には口座開設の際に店舗に行く必要があり、銀行印の届け出が必要なので準備も必要です。ですが、近年はスマホなどで口座開設できる店舗型銀行も出てきています。
店舗のサービスをネットで使えるようにしているので、すべての機能がネットバンキングで出来るとは限りません。また、ネットバンキングのサービスが有料の場合があります。
検討して選んだのはGMOあおぞらネット銀行
私が副業を始める時に作った副業専用口座はネット銀行大手の「GMOあおぞらネット銀行」です。
私が重視した項目は
- ネットで口座開設が完結
- 銀行印が不要
- 口座に子口座を作れる(重要!)
- 個人事業主口座にする際に口座名義「屋号」が入れられる
- 物品購入に使うデビットカードが作れる
- スマホの専用アプリが生体認証に対応している
この条件をクリアしたのがGMOあおぞらネット銀行ということになります。
GMOあおぞらネット銀行の特徴
ネット銀行なので口座開設がネットで完結し、銀行印は不要です。
アプリもスマホ側に指紋認証などの機能があれば、指紋認証でのログインが可能です。
そして、最大の特徴でありメリットでもあるのが、口座内に紐付いた子口座を最大10口座作ることが出来るのです。
この子口座には、それぞれ支店名と口座番号が付与されるので、仕事の種類によって入金先を分けることができます。
例えば、子口座A・Bを作った場合に、動画制作関連のクライアントからの入金先として「子口座A」を指定して、デザイン制作関連のクライアントの入金先として「子口座B」という様に分けることができるのです。どの仕事の入金があったか確認するのにとても便利です。
子口座からの振込は出来ません。そのため親口座を振込用口座にします。
また、入金だけではなく「副業で使うMacBook Proを新しく買いたい!」と考えた時に、子口座に毎月定額を振り分けて残しておくという使い方も可能です。
親口座間、子口座間の資金移動に手数料がかからないので、気軽に移動させることができます。
メリット
- 口座に紐付いた子口座が作れる
- 子口座を入金口座に指定出来る
- 親口座間・子口座間の資金移動に手数料はかからない
- デビットカード利用金額の0.6〜1.2%キャッシュバック
- 24時間ATMから入出金可能(セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行)
デメリット
- 子口座からは振込できない(親口座はもちろん振込OK)
- ATMの出金手数料無料が少ない(毎月2回以降110円/回)
- 他行への振込手数料無料が少ない(毎月1回以降75円/回)
※マスターカードのデビットカードを作ると出金手数料・他行振込手数料共に月20回まで無料になります。
まとめ:ネット銀行の副業専用口座で効率化しよう!
この記事では、副業専用口座の開設をした方がいい理由と、私が開設したおすすめの「GMOあおぞらネット銀行」のメリットを解説しました。
ネット銀行で副業専用口座を開設した方がいい理由には、以下のような理由があります。
- ネット環境があれば口座開設手続きが出来る
- 銀行印の準備が不要
- 副業に関係したお金の出入りが把握しやすい
- スマホでほぼすべての手続きが出来る
初めから副業に集中できる環境を整えておくことが大切です。
ネット銀行の中でも「GMOあおぞらネット銀行」をおすすめする理由は、
- 子口座を自分でいつでも作成できる(10口座まで)
- 入金先に子口座が指定できる
- デビットカードが高還元で、しかもキャッシュバック
- 将来的に個人事業主になった時に「屋号」を付けられる
便利で手間なく、しかも将来の拡張性もあるのがポイントです。
この条件を高水準で満たしているのは、2022年現在だと「GMOあおぞらネット銀行」になります。
とても使いやすくて、スマホで簡単に手続きできるので、ぜひ試してみてください。